2004年6月

スケッチは時空を越える?

 私の好きな夏が近づいてきました!
 寒いところでガタガタ震えながらのスケッチは苦手ですが、炎天下でのスケッチは割合平気なのです。
 ただ近ごろ年のせいでしょうか、一ヶ所でじっと何時間も描き続けることが出来なくなってきました(ま、もともと落ち着きがないほうではありますが)。
 そこで、一年前からはじめたのがランドスケープのF8かF6を使い、二枚続きのパノラマで描く、自称「万華鏡スケッチ」です。
 一つの場所で描き始めたけれど、途中で飽きちゃったり、もっといい場所を見つけてしまったりしたらドンドンそっちへ描き広げてしまうのです。書き始めが昼間だったけれど、描いている内に夜になったら昼景から夜景に変わっていきます。
 気の向くまま、時間の過ぎるまま描き広げ、描き加えます。意識の動きと手の動きが連動すれば出来上がったスケッチは、簡単に「時空を越え」るのであります。ジェイムス・ジョイスは「構成」なんて知るものかと意識の自由な流れに沿って小説を書いたそうですが、絵は、それを一目で見わたせるヴィジュアル表現として示せるからすごいです。参ったかジョイスさん。
 この夏は私、「一点突破」をさらに越えての、この「万華鏡」にさらにはまりそうです。


「六本木ヒルズ万華鏡」
カフェに座ってまずミネラルウォーターのビンのフタから描き始め、次にコカコーラ売りの女性。さらに左へ、左へ……。
ヒルズの庭でバリ島から来た楽団が演奏したのでそれを描いて、ビルなどを描き東京タワーで上がり!

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