2005年4月

「毎日描く」

 ゴッホが、アルルに滞在した444日の間に、「夜のカフェ」などの油絵を約200枚(!)。他に100枚以上の水彩画とペンスケッチを描き、他に絵入りを含めた手紙約200通を書いたそうです。
 まぎれもなく彼は「毎日描く」ことを実行したということです。
 「ゴッホは天才だから」といえばそれまでですが、当時の彼は全く無名であり、定職もなく一枚も絵が売れない35歳の男にすぎなかったのです。
 誰だって仲間と旅などに出かけて絵を描くのは楽しいことですが「毎日描く」ことは、つまりたった一人の孤独な作業を意味します。よほど意識的に、かつ自分なりの工夫をこらした方法を考えなければ、続けられるものではありません。
 もし「毎日描く」ことを実行している方がいたら、ぜひその方法を具体的に公開していただけたらと思います。

 ここでは、私が現在やっている方法を、ご紹介します。以前はクロッキー帳をいつも傍に置いておくとか、100円ショップの「じゆうちょう」を持ち歩くなどいろいろやりました。
 今年に入ってから始めた方法は、新潮文庫から出ている、中味まっ白の文庫本「マイブック」(約400頁)の持ち歩きです。
 なにしろポケットに入るサイズなので、持ち歩きに便利です。又、電車内やカフェなどでは、文庫本を読むスタイルで車内スケッチが出来るという利点?があります。
 「毎日描く」ための費用は、「マイブック」が324円、(私がこれに使っている)細プチが100円、計424円です。
 よかったら一度試してみて下さい。そしてもっといい方法を思いついたらぜひ教えて下さい。

「マイブック」は新潮文庫のコーナーで売ってます 地下鉄スケッチ(左)とドトールでのスケッチ。 模写(レンブラントの自画像)なども楽しめます。

 「春だ、桜だ!」とスケッチブックを持って九段下へ出かけたら、すごい人混みで絵を描くどころではない。
 それに桜は、あの俗悪ピンクのソメイヨシノばかり。皇居外苑に廻ったら人出も少なく、桜も、優雅な「アマギヨシノ」があったのでゆっくり描きました。
(ワットマンF8紙&リブと細プチ。線描3時間半、彩色6時間)


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