2005年6月

「毎日描く」その2
古典から学ぶ

 「マイブック」(文庫サイズのスケッチブック)による「人物自主トレーニング」をこのHPで紹介していらい、ちょっとしたブーム?になっているようです。
 とにかく、絵を描く上で一番面白いけど、厄介な「人物」に日常的に取り組むのはすばらしいことです。
 私も言いだした以上、みんなに負けずに、このところ毎日欠かさず「人物自主トレ」に励んでいる次第です。
 人物自主トレの方法の一つとして「古典作品の模写」がありますが、今回はこれについて……。

 古典の人物作品なら何でもいいという訳ではなく、できるだけリアルなタッチの作品で、「こんな人物私も描きたい!」と思うようなものを選ぶこと。
 図書館や、古書店、あるいは以前展覧会に行って買った図録などから、作品を選び、モノクロにコピーすると模写しやすいでしょう。
 文庫サイズのスケッチブックの場合は、全身よりも半身か顔のアップがいいようです。
 グリッド線もいいですが、エンピツで下描きして直接エンピツ又はペンで模写するほうが、エキサイティングです。
 模写にあたっては、自己流や手抜き描きをしないこと。作品を丁寧に見つつ、謙虚な心をもって描きとっていきましょう。

●ミュシャ「Repos de la Nuit」
展覧会図録からの模写(細リブ+ピグマ0.05+3Bエンピツ)
とろけるようなT女線Uを模写するのは難しいけど楽しい。ペンの力を抜かないと引けない線ですね。
●アングルの裸体デッサン
図書館の画集をコピーして模写(3Bエンピツ)
デッサン名人といわれるアングルの模写は簡単そうでフクザツ。でもすごい!
●ドガの裸体デッサン
画集をコピーして模写(3Bエンピツ)
ドガさんは写真をとってそれを見ながらデッサンすることが多かったようで、グリッド線が残ったデッサンが多い。ドガの絵はとても模写しやすく、のれます。
●渡辺崋山「佐藤一斎像」
BOOK OFFで見つけた画集からの模写(細リブ、ピグマ0.05)
思いきりのいい崋山の線を模写すると、キリリと身が引きしまります。線の決定力を磨きたい人におすすめ。
●ボッティチェルリ
「マグニフィカの聖母」

アサヒグラフ別冊「ボッティチェルリ」からの模写(細プチ、ピグマ0.05)
ボッティチェルリの人物を模写していると、なぜか本人が手にのりうつってきて、教えてくれます。いい先生ですよ。顔もいいけど手の表情も素敵です。


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