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2005年12月
「線スケッチ」ってなんなんだ?
昔から絵は大きく分けて2つの方法で描かれてきました。
DRAWING(ドローイング。線を使ってモノの輪かく線を描く)と
PAINTING(ペインティング。色やグレイトーンを使ってモノの面を塗る)です。
一見して表面に「線」がない「モナリザ」のような絵も、必ず線を沢山使った素描つまりDRAWINGによって支えられています。面や色が無くても絵は描けますが、「線」なくしては絵は一枚たりとも描けないのです。
上の2つ、どちらも絵にとって重要な要素ですが、ではどちらが最重要か、つまり絵の根本かといえばそれはまぎれもなくDRAWINGといっていいでしょう。
ではそのDRAWINGを創り出すものは何でしょうか?それこそ実物を見てその輪かくを描き(スケッチ、写生)とる、「人間」の観察力に他なりません。
現代のあらゆる絵画は、こうしたDRAWINGの大切さを忘れ、PAINTINGによって表面を見た目よくつくろい、色でゴマ化したり、本物そっくりに描くことに明けくれてきました。
DRAWINGのほうも、スケッチや写生などせずに、線を記号のようにキャラクター化して使う(浮世絵、コミック、アニメなど)ことばかりに夢中になってきました。
「線スケッチ」とは、私たち「絵を描きたい」と思う者が、すっかり忘れられたDRAWINGという、絵の原点に立ち戻ろうという、ごくアッタリマエの考えから生まれたものです。
それは言いかえれば、絵を描き手つまり「人間」の手に取りもどそうということです。やって楽しくないはずはないのですよ。

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