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2007年6月-1
きみは「描きまくって」いるか?
スケッチバブル(笑)と言われる位、スケッチや水彩画が流行っているようです。
「スケッチ」というと道端や旅先でサラサラッと描くというイメージがあるので、お手軽ばやりの今日、人気が出たのかもしれません。
実は、私も「線スケッチ」と一応名乗っているので、バブルの一味ではないかと思われ(笑)、かなり戸惑っています。
私は「スケッチ」という言葉を、「サラサラ描き」と考えたことはありません。
スケッチとは、想像や記憶で絵を描くのではなく、常に実物と相対して描くということだと考えています。
本当は「線を基本とした写生」としたいのですが、これでは固すぎるので「線スケッチ」としているわけです。
「サラサラ描き」は皆で楽しく描く、といった感じでしょうが「線スケッチ」は、単独でモチーフと向き合い、ガッチリナマ写生を行うことを基本として考えています。
しかも一度描いたら消せないペンを用います。
「サラサラ描き」がチャンバラごっこだとすれば、「線スケッチ」は孤独な真剣勝負といっていいでしょう。
私は、この方法こそ、世界最強の絵の入門法であり、基本であると密かに考えています。
「サラサラ描き」は真剣勝負をやり抜いた人こそが心から楽しめる余技のようなものです。
縁あって「線スケッチ」を始められた方、どうぞこのことをよくよく理解していただきたいと思います。

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