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2007年12月

さよなら2007年

 人は、年の暮れには一年を振り返って、反省などもして締めくくるといいます。
 私は、後悔とか反省が大嫌いなので、年末といえども、そんなことをしたことは一度もありません。
 ところが、この2008年だけは、些か違う気分です。2月以来、親しい人が次々と亡くなり、又、病に倒れるという、異例の年だったからです。
 でも、いいこともありました。そうした人への鎮魂の想いと、励ましの気持が、私の手にのり移って、強いエネルギーを逆に与えてもらったようなのです。
 われながら(自分だけかも?)近来のいい出来と思える「桜シリーズ」12点と、ずっと描けないでいた「井の頭公園の彼岸花」1点が、今年は描けました。本当に嬉しいのです。
 やはり、何があっても自分がまだ生きているかぎりは、難しいことを避けることなく、背筋のばして、明るく前向きに行きたいです。
 と、まあそんなことで、2007年ともお別れであります。

<今月の絵>

渋谷クリスマス・ナイト(サムホール・ワットマン)
 冬になると、なぜか夜景を描きたくなります。
 夜景の中でも、とくにクリスマスのイルミネーションが輝く時季は、
ついその光に誘われるようにして繁華街へやってきてしまいます。
 夜の風景を描く内に、面白いことに気がつきます。
 昼の風景は、白い紙の上を線でモノの形を刻み込むようにして
画面を作っていくことになりますが、夜景はそうはいきません。
 実は漆黒の闇の中にモノの形を生み出していくような作業をしなければならないのです。
 これは線描にとっては、苦手な作業といっていいでしょう。
でも、線でなければ描けない夜景があるはずです。
 これがマイブックに描いた線描です。これを高橋広発明(?)による、
あの「マイブック拡大彩色システム」の秘法によって仕上げました。

Sketch Reportもご覧下さい。


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