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2010年2月
ドラクロアの「動き線」をまなぶ。
ゴッホの「男線」とボッティチェルリの「女線」を見てきました(「今月のひとこと」10月と11月参照)。今月は「3つの線」の最後の1つ「動き線」について考えてみたいと思います。
野外スケッチや旅スケッチでは、山や建物のように動かないものの他、必ず人物、動物や風に吹かれる木の葉、布、雲など「動くもの」に遭遇します。
止まっているものならばたとえ初心者でもじっくり観察すればそれなりに線で描きとることができますが、「動くもの」にはその方法は通用しません。いくら目をこらして見たってアレレと思うまに歩く人も飛ぶ鳥も流れる雲も、その形を変えどこかへ去ってしまうからです。
「動くもの」こそスケッチ=写生をする者にとって、いや絵を描く者すべてにとって、避けることのできない難題であると共に、激しく絵心をそそるモチーフでもあると言えるのではないでしょうか。
昔からこれに挑んできた画家の中でも、際立って美しくもダイナミックな「動き線」を描いた19世紀フランスの画家、ウジェーヌ・ドラクロアさんのドローイングを見てみます。
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